FXとは?
FXとは、Foreign eXchangeの略称で、外国の通貨を売買して利益を得る投資方法の一種です。
日本では外国為替証拠金取引(外為)と呼ばれており、証拠金(保証金)をFX業者に預託し、差金決済による取引を行います。
また、通貨の交換時に生じる金利格差のポイント(スワップポイント)による取引も行われており、トレーダーのスタイルに応じて投資方法を選ぶことが可能となっています。
日本でFXが取り扱われ始めたのはつい最近のことですが、円高の影響もあり、近年は投資経験者だけでなく、トレード初心者の方も続々参入している傾向にあります。
日本におけるFXの歴史
日本におけるFXの歴史はまだ浅く、1998年に外国為替及び外国貿易方が改正されたのを皮切りに、ダイワフューチャーズ(現ひまわり証券)などがはじめて取扱いを開始しました。
その後、ブロードバンドの普及にともない、市場が急速に拡大し、現在は商品再起物会社や証券会社のほかに、FXを専業に取り扱うFX業者も数多く存在しています。
その一方で、悪質FX業者による詐欺事件が横行し、多額の手数料を顧客からだまし取るなど悪質な行為が多発したことから、2005年7月には金融先物取引法を改正し、FX業者は登録制となって金融庁の監督下に置かれるようになりました。
また、以前は元金の50倍、100倍の高レバレッジをかけることが可能でしたが、非常にリスクが高いことから、2011年8月から最大レバレッジ25倍の期制が導入され、FX取引によるリスクが緩和されています。
利益を得るしくみ
FXで利益を得るしくみは、大きくわけて『売買差益による利益』と『スワップポイントによる利益』の2種類に分類されます。
売買差益による利益
FXの代表的な利益構造のひとつです。
為替レートの変動を利用し、安く買って高く売ることによって売買差益を出し、利益を得ることができます。
また、レバレッジを利用しつつ、短期間で取引を繰り返せば小さな為替変動でも確実に利益を生み出すことが可能です。
スワップポイントによる利益
スワップポイントとは、通貨間の取引で発生する金利格差のことです。
金利の安い通貨を売り、金利の高い通貨を買うことで、外貨預金並の金利を毎日受けとることができるので、近年は国内の預金からFXに乗り換える方も増えています。
売買差益ほど大きな利益をあげることはできませんが、中長期の運用で利益を出したい方におすすめの方法といえます。